Lay Your Hands On Me / BOOM BOOM SATELLITES
川島氏が四度目の脳腫瘍に因り引退と相成った故のギターレス且つシンプルなメロ。ギターが後退し歌の方を志向するようになった前作『SHINE LIKE A BILLION SUNS』よりも思い切ったサウンド。随分懐かしめなトランスでサテライツらしくなく、SEを織り交ぜた全体の雰囲気としても今更青臭いDTM感を此処で何故持ち出してきたのか、といった疑問はあるものの、終焉が直ぐ其処に在ることが見えているからこその愚直な迄の華々しい多幸感であり、それを煽ることに素直であればあるほどこのバンドの終焉には相応しいということであるかな、という所感。詞には或る種の悲哀が漂うが、決めた道を歩む故の強い意思の顕れ。音楽と制作者の云々は無関係で個々に独立していて良いこともあるし、こうしてアーティスト自身に物語があることを前提として引き立つものもある、ということで。劇伴と言い換えても良い。
どうでもいいけど家内が最近サテライツにハマったようなので喜ばしい。昔CMで「Pill」を聴いて恰好良いなと思っていた程度だったけど、今改めて聴いてとても良い、特にこのショタボイスが良いと。そこかい。
本作リリース後、然したる間も無く川島氏逝去。
BOOM BOOM SATELLITESを応援して頂きました皆様へ
BOOM BOOM SATELLITES、川島ヴォーカルに絞った12選。
Missing Note
FOGBOUND
SLOUGHIN BLUE
LET IT LIFT
DRESS LIKE AN ANGEL
DIG THE NEW BREED
Moment I Count
Anthem reprise
Pill
Loaded
WHAT GOES ROUND COMES AROUND
BROKEN MIRROR