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Giovanni Pierluigi da Palestrina

夕刻から夜にかけて爆睡してしまって眠れないので聴いてた。

フランドル学派が占めていたポリフォニーの時代にイタリアの音楽家としてブイブイ言わせ、バッハ以降のバロックにおける対位法の先駆になったジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ。
ポリフォニーは多声(大体は4声)それぞれ独立した対等な旋律であれど和声が整っているので、聴いた感じ何処を軸にしたらいいか判らんけど兎に角合ってるという浮遊感に尽きる。流石は教会で奏でられるべき音楽。ちなみに1声がモノフォニー(グレゴリオ聖歌やヒルデガルト)で、主旋律およびその他でパートが分割されるとホモフォニー(現在の音楽の殆どがこれ)。
バロックやロマン派の辺りはあまり好んで聴く方ではなくて、古楽か印象派以降かというかなり偏った嗜好をしてるのだけど、パレストリーナはバロックの匂いのするポリフォニーという絶妙な立ち位置と響きがとても美しい。オケゲム、ヒルデガルトに並んで好きだ。

で、ご多分に漏れず宗教とかどうでもいいので歌ってる内容は知らん。タイトルがキリエなのでどうせあれだ、主よ憐れみ給えり(kyrie eleison)を繰り返してるだけだと思われ。

 

G. P. da Palestrina MISSA Ave Maria KYRIE

※これはオルガンで編曲・補強してるね

 

図書館で偶然見つかった楽譜から多声音楽・ポリフォニーの起源が明らかに
http://gigazine.net/news/20141228-origins-of-polyphonic-music/

 

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