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Shovel Knight (3DS)

Shovel Knight (3DS)
うっかりKickstarterで3DS版を支援したばかりにリージョンの壁にぶち当たり、リリースから4年後の現在になって漸く自分の3DSでプレイ出来るようになった(但しそのうち1年は完全に存在を忘却してた)『Shovel Knight』。ドット絵がわちゃわちゃしててかわいい。武器がショベルというアイデアがうまい。

ロックマンのレベル調整、悪魔城ドラキュラの音楽観、ガリウスの迷宮(マリオ3の方が近いかな)の見た目を足して3で割ってチューニングしまくったような内容で、おじさんゲーマーにとっては大変に面白い。ロックマンという辺りで大体の難易度は想像出来るかと思うけど、後半になればなるほどまともに歩ける床が少なくなるので結構シビア。でもすげー頑張ればクリア出来る程度の絶妙なゲームバランスになっているので割といける。海外製としては甘め。

そもそも『Shovel Knight』をKickstarterで支援したのは、ドット絵の見た目もさることながら、音楽がVirtだった為。Virtは昔から海外チップチューンでは有名で、ファミコン時代のコナミ好きが高じて「ぼくがかんがえた最強魂斗羅」みたいな曲を作ったりしていたら本当にDS版魂斗羅の音楽をやることになったという面白いエピソードがあったりするひと。
チップチューンと言うと、音数と音色バリエーションの制約から高速トレモロや著しい波形/エンベロープ変更といった技術面を駆使した結果ピロピロした印象ばかりが強くなり過ぎてしまうきらいがあるけども、Virtの場合、チップチューンの技術としては勿論、元来マルチプレイヤー(そしてメタラー)なこともあって音楽の基礎がしっかりしているので、毎度「音楽」としてとてもいいものを作る。曾てすぎやまこういちが「音楽なんて3音あれば立派に成立する」旨の発言をしていて、ここでの立派に成立する、とは、ハーモニーとして成立する、の意で、Virtは正にそれに該当する。どうでもいいけどすぎやんとちょっと仕事をした機会が昔あって、その際にもそう言われた。その時の自分は別にゲーム曲作ってた訳じゃなかったけど何故か。
あの面白そうな8bitアクションにVirtの音楽が加わるとか最高じゃないですか!と速攻backして、サントラだけ先に来て、その後肝心のゲームはローカライズされるまで延々待たされたけど、いやまあ待った甲斐はあったですよ。ゲームも音楽も楽しいのは最高だ。

3DS&Switch版だと価格低めで、尚且つ殆ど本編に近いボリュームの追加シナリオも加わるのでやり甲斐大いにあり。冬休みのレトロゲーおじさんの宿題としておすすめしたい次第。

 

@IGNJapan Switch版「ショベルナイト」レビュー
http://jp.ign.com/shovel-knight/14326/review/switch

 

コナミ好きが過ぎる、と言うか悪魔城伝説リスペクトが過ぎるVirt

魂斗羅が過ぎた曲、と言うか本編として採用されてしまった曲。オリジナルシリーズの音楽を絶妙に混ぜるのが本当にニクい。『魂斗羅デュアルスピリッツ』はゲーム自体も秀逸。

 

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